Simtable

::地学教育に活用されるAR/VRたち(その6)::

AR Sandboxレビュー

Simtable demonstration – YouTubeより

このサイトを公開したところ,JAXAのN氏から「プロ仕様ではこんなのもあるよ」と『Simtable』というのがあることを教えていただいた.さっそくアクセスしてみた.

Simtableとは米国の製品で,3Dジオラマにプロジェクションマッピングによる情報投影を組み合わせることで,特定の地域での防災訓練やタクティクスシミュレーションに活用しようという試みである.高大な国土を抱える米国では,大規模な森林火災が深刻な問題となっているが,その消火活動や避難誘導には,広域にわたる範囲を鳥瞰しながら対策およびトレーニングを実施する必要がある.3Dプロジェクションマッピングで,森林火災が拡大していく様子をシミュレーションしたり,土地所有者の情報を重ね合わせたりしながら,効果的な消火活動や避難行動を考えるツールとして活用することを想定しているようだ.

プロジェクションマッピングだけでなく,AR Sandboxと同様の使われ方もされていて,砂で再現したい領域を地図画像から切り出してきて,その画像を砂の上に投影しながら,地図画像が示すように手で砂山を盛っていく,という使い方がそれである.キネクトセンサーが関知した形状をフィードバックして投影用の地形図を描く,というのとは逆の使い方である.これはこれで面白い.

Posted by T. Gaki